これぞ自己決定型学習(吹奏楽版)

「やらされる学び」から「やりたい学び」へ
学びには、「やらされる学び」と「やりたい学び」の2つがあると思います。
受け身ではなく、自分から「やってみたい!」と思って取り組むこと。そこに、大きな成長の秘密があります。
ゲームが好きな人は、クリアするために何時間でも試行錯誤を繰り返します。本が好きな人は、次の展開が気になって、時間を忘れて読み続けます。
「もっと知りたい」「もっと上手くなりたい」と思った瞬間、人は誰かに言われなくても、自分から学び始めます。
そして今週、彩星工科高校吹奏楽部では、その「自分から学ぶ力」を育てるために、部員一人ひとりが前に立ち、全体の練習を進めるリーダー育成の第一段階に挑戦しました。
前に立つと、一気に責任感が生まれます。
「自分のパートだけ」ではなく、バンド全体を見る「鳥の目」を持つことができるようになります。
「森=バンド全体」を見て、「林=パート」に分け、さらに「木=一人ひとり」に目を向ける。
どこを直せば、全体の音楽がもっと良くなるのかを考え、仲間に伝えていく。
そして、自分の指摘によって音楽が良くなった瞬間、
「もっとやってみたい!」
という気持ちが生まれてきます。
最初は、知識の引き出しが空っぽでも構いません。
これまで顧問の先生や講師の先生から教えてもらい、一つずつ知識や技術を引き出しに入れてきました。
これからは、その引き出しに入ったものを、自分の言葉や行動としてアウトプットする番です。
人は、自分が本当に理解していることしか、人に伝えることはできません。
だからこそ、教えることは、自分自身の理解をさらに深める最高の学びになります。
夏休み、本当によく頑張りました。
暑い中、楽器を吹き、悩み、失敗し、仲間と音楽を作ってきた。
この夏を乗り切ったあなたたちは、もう立派な吹奏楽部員です。
ここからは、「やらされる練習」から「自分で考えて、やりたい練習」へ。
自分の中にある「もっと知りたい」「もっと上手くなりたい」を大切にして、明日からも一歩ずつ成長していきましょう。


