目標達成シートは「地図」

週の最初に「目標」を設定する。

私は、吹奏楽部&PASSIONの生徒たちに、まずこの意味を理解してほしいと思っています。

例えば、家族で旅行に行くとき。

誰かが宿を探して予約する。
夕食を食べる場所を探して予約する。
新幹線で行くなら、何時の列車に乗るのかを決めて、家族分の切符を購入する。

旅行当日になって、

「とりあえず東の方に行ってみよう!」

と、東京ディズニーランドを目指してひたすら歩き始める人はいませんよね(笑)。

どうすれば、楽に、安く、早く目的地に到着できるのか。

事前に調べて、ルートを考えて、計画を立てます。

そして、ディズニーランドに到着してからも、

「どのアトラクションから行こう?」
「どう回れば、できるだけたくさん楽しめる?」

と、地図を見ながら何度もシミュレーションするはずです。

「そんなことしないよ」という人もいるかもしれません。

でも、その場合は、自分以外の誰かが、あなたのために時間を使って計画を立ててくれているということに気づいてほしい。

あるいは、自分一人で旅行をして、道に迷ったり、無駄な時間を使ったりする経験をして初めて、

「時間って、こんなに大切なんだ」

と気づくこともあるでしょう。

人生の時間は、限られています。

だからこそ、目的地に向かうための「地図」が必要なのです。

吹奏楽も同じです。

ただ闇雲に楽器を吹いているだけでは、目的地に到着するまでに、あまりにも多くの時間を使ってしまいます。

だから、目標達成シートを自分自身の「地図」にしてほしい。

「いつまでに、どうなりたいのか」

まず目標を決める。

そこから逆算して、今日何をするのかを考える。

実行する。

そして、振り返る。

「できたこと」
「できなかったこと」
「次はどうするか」

を考えて、また次の目標を立てる。

目標を立てる → 実行する → 振り返る → 改善する → また目標を立てる。

この繰り返しです。

これを続けていると、いつの間にか「自分で考えて、自分で行動できる人」になっていきます。

吹奏楽の練習で身につけてほしいのは、楽器が上手になることだけではありません。

限られた時間をどう使えば、自分の目指す場所に近づけるのか。

その「考える力」も身につけてほしい。

目標達成シートは、先生に提出するための紙ではありません。

自分の未来へ向かうための、自分自身の地図です。

この意味に気づいた人は、きっと吹奏楽だけでなく、これからの人生でも強い。

さあ、今週も目的地を決めよう。

地図を持っている人は、迷っても戻ることができます。

そして、一歩ずつでも前に進めば、必ず目的地に近づいていきます。