吹奏楽部としてのスタート

R8・4・25

ついに迎えた、最初の土曜日練習。

彩星工科吹奏楽部は、まだ楽器が揃っていない。
だからこそ、自分たちで動いた。

借りてきた打楽器――
4トントラック1台分が音楽室に運び込まれた瞬間、
景色が一変した。

「ここから、本当のスタートだ。」

何もなかった場所に、音が生まれる準備が整った。
ようやく、吹奏楽部としてスタートラインに立てた。

でもこれはゴールじゃない。
むしろ、ここからが勝負。

近い将来、すべての楽器を自分たちの力で揃える。
そのためにも、今は“音”で証明するしかない。

楽器を貸してくださった方々への感謝を、
言葉じゃなく、演奏で返そう。

毎日の一音一音に魂を込めて、
誰かの心を震わせるバンドになる。

――いつ情熱大陸が来てもいいように。

本気で、やる。