誰かのためは「神様貯金」

9月21日に予定していた「ソロコンサート」は、延期することになりました。
その理由は、野球部が県大会に出場し、春の甲子園をかけた戦いに挑むことになったからです。
この日のソロコンサートに向けて、計画を立て、一生懸命練習してきた部員もいることでしょう。
だからこそ、延期を決めることは、決して簡単なことではありませんでした。
でも、そんな中でも、
「延期になった分、もっと練習してクオリティーを上げよう」
「もっといい演奏ができるようにしよう」
と、前向きに捉えている部員がたくさんいます。
私は、そこに大きな成長を感じています。
自分のために頑張ることは、もちろん大切です。
でも、誰かのために自分の力や時間を使う。
実は、そこには自分のためだけでは得られない、大きな価値があります。
私は、それを「神様貯金」と呼んでいます。
自分のために時間を使ったり、お金を使ったりするのは当たり前のこと。
でも、その時間や力を誰かを喜ばせるために使ったとき、自分の時間やお金は減っても、「神様貯金」は増えていく。
そして、その「神様貯金」が、人生を豊かにしてくれるのだと思います。
昔の人は、それを「徳を積む」と言いました。
人は、一人では生きていけません。
誰かに支えてもらい、誰かに助けてもらいながら生きています。
だからこそ、今度は自分が誰かのためにできることを考える。
野球部が大切な試合に挑む。
吹奏楽部がその仲間を応援する。
それもまた、音楽の力です。
今回の延期は、決して「できなくなった」ことではありません。
むしろ、もう一度自分たちの音楽を見つめ直し、さらに成長するための時間をもらったのだと思います。
そして、いつか振り返ったとき、
「あのとき延期になったから、もっといい演奏ができた」
「あのとき仲間を応援できてよかった」
と思える日にしたいですね。
誰かのために使った時間は、決して無駄にはなりません。
明日も、自分のために。
そして、誰かのために。
一音一音を大切に、また頑張っていきましょう。
彩星の音楽が、誰かの勇気になる。
そんな「愛されるバンド」を、みんなでつくっていきましょう。


